2018年1月31日水曜日

会計が経営に使えないと感じるのはなぜ?

以前、このようなアンケート結果を見たことがあります。



68.1%の経営者さんが、税理士さんに定期的な経営相談しているということです。

「経営相談」というと多岐に渡りますが、
相談を受ける税理士さんはそもそも何の専門家でしょうか?

税理士になるのには税理士試験がありますが、
科目は大きく分けて、会計と税法です。

会計科目には、簿記論と財務諸表論があります。

こちらで学ぶのは、外部報告用の会計、
いわゆる「財務会計」が中心です。

財務会計の目的は外部報告、
つまり共通の会計ルールに従って、
税務署や金融機関に報告するためのものです。

数字を学んでいない経営者さんが多いからこそ、
税理士さんの使う会計=財務会計が「会計」のすべてになってしまい、
それが会計は経営に使えないという誤解に繋がるように感じます。

もし経営的な視点で会計を使いこなしたい場合はどうしたら良いでしょう。

その時には、内部報告用の「管理会計」が必要になります。
管理会計的な考え方については、またの機会に書かせて頂きますが、
会計には内部報告用と外部報告用があるということは押さえてください。

損益計算書や貸借対照表だけを見て、
経営が見えないと嘆くのは片手落ちですし、これを機会に、
簡単なものでも管理会計の本を手に取ってみてはいかがでしょうか。


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